流行になった台湾スイーツ豆花

2017年に流行したスイーツといえば、台湾のスイーツである豆花(ドウホワ、またはドウファ)でしょう。豆乳を固めて作るお菓子です。同じく投入を固めて作る豆腐とは違って、にがりではなく、石膏粉やさつまいも粉末などを用いて固めています。豆腐をもっと柔らかくしたような食感と、原材料の大豆や甘すぎないシロップ、タピオカや小豆、タロイモといったトッピングなどによる優しい甘さは、昔から台湾の屋台などで愛されてきた味です。また、温めても冷たくしても美味しく、豆類やフルーツなどのトッピングが豊富でバリエーションがあり、なおかつ、低カロリーで大豆イソフラボンなどの栄養が豊富なヘルシースイーツでもあります。定期的にスイーツブームと健康ブームが起きる日本で流行する下地は十分すぎるほどあったと言えるでしょう。

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↑トッピングが豊富で、シーズンを気にせず食べられるのも豆花の良いところです。

↑台湾旅行で食べる人もたくさんいます。

台湾スイーツのお店は日本各地に

現在、各地で豆花などの台湾スイーツを出す専門店が増えています。例えば、日本では2017年から、東京の赤羽に1号店を置いて展開しているミートフレッシュ鮮芋仙です。すでに中国を初めとした世界各国で500を超える数の店舗を展開している台湾発のスイーツ店チェーンが、ついに、日本にも上陸しました。本場の伝統的な豆花を味わいたいならおすすめです。また千代田区神田の東京豆花工房など、美味しい豆花を出すお店は東京だけでも多数存在します。東京以外でも、大阪の台湾甜商店や神奈川の鼎雲茶倉など美味しい店はありますし、台湾発のカフェである春水堂が神奈川や兵庫、大阪や福岡などに店舗を構えているので、春水堂発祥のタピオカミルクティーなどと一緒に豆花を頼めば、台湾尽くしのひとときを楽しめます。

↑ミートフレッシュには豆花以外にも様々な台湾の味が扱われています。

↑春水堂に行ったら豆花だけじゃなく、タピオカミルクティーもおすすめです。

豆花以外にもたくさんある台湾スイーツ

豆花は台湾スイーツの中でもポピュラーな一品ですが、美味しい台湾スイーツは豆花だけではありません。例えば、台湾スイーツで外せないのがカキ氷です。日本でもおなじみのカキ氷ですが、台湾ではきめ細かくてふわふわした口当たりのものが愛されています。日本でも牛乳を固めた氷で作る雪花氷や、マンゴー味の氷から作るマンゴーカキ氷が有名です。冬に嬉しい温かいものなら、熱くて、甘いスープに白玉のような米粉の団子を入れた湯圓。昔からの仙草ゼリーに、台湾のお土産としてお馴染みのパイナップルケーキなども外せません。かつては、台湾まで行かないとなかなか、口に出来ないものでしたが、今は国内でもその多くを楽しめるようになりました。もし豆花を食べに行ったお店でこれらも扱っていたのなら、ついでにでも食べてみることをおすすめします。もしかしたら、未来の流行の先取りになるかもしれません。

アイスモンスターのカキ氷。暑い夏におすすめです。

↑仙草ゼリー。日本ではミートフレッシュなどで食べられます。